マドリッド3日目

ラストロとは蚤の市のことです。ヨーロッパ最大級らしく、メインの通りを中心に横道の方にもたくさんお店が出ています。アンティークものは一カ所にまとまってありました。値段は書いてないのでいちいち交渉しなければならず、それがちょっと大変。
雰囲気のいい鉄製品が色々あったけど、さすがに重すぎるので買えず、小さいペンダントトップなど購入しました。
その後友人から教えてもらったパエリア屋さんに行き、シーフードパエリアを食べました。おいしかった〜。
ただ同じタイミングで大人数の日本人ツアー客と一緒になってしまったのでちょっと興ざめ。。。
昨年私も経験したので分かるのですが、食事に行ったら必ずトイレに行っておいてくださーい!と言われるのです。なので私たちのテーブルの横をずーっと人が行き来してる感じで(しかも、あ日本人って感じでチラッと見る)落ち着かないったらありゃしない!
集団でトイレトイレって、みっともないからやめてほしいですね。大人なんだから行きたい時に行けば良いのだ!!
それはそれとして。。この日も予定ぎっしり。
ティッセンボルネミッサ美術館に向かいました。が、そこでびっくりな出来事が!

近くの人に聞くとバルサの選手が泊まってるんだよ、とのこと。
え〜メッシ?!いるの?!と一気に盛り上がってしまい、しばしの間出待ち(笑)
正直知っている選手と言えば、メッシ、シャビ、イニエスタくらい。でも顔が断定できるのはメッシくらい。

最初に出てきた人があまりにデカイのでゴールキーパーかなぁ?なんて思っていたら、出てくる人出てくる人みな巨人。
サッカー選手があんなに大きいなんて!あの体格で突っ走ってぶつかってくるなんて!日本人が負けるのはしょうがないと思いました。
ほんとに。
選手が出てくるたびにバルササポーターが笛とか太鼓とかで盛り上げて、なんだかすごい雰囲気でした。
ただ残念なことにメッシは現れませんでした〜。見たかったなぁ。
出待ちですっかり時間が押してしまいましたので急いでティッセンへ。
ここは昨年マドリッドに旅行した友人オススメで、私も前回は行けなかったのでとても楽しみにしていました。
ティッセン家の2代に渡るコレクションで、個人のコレクションとしては、世界でも3本の指にはいるようです。
入ってまずいいなぁと思ったのが、壁の色。サーモンピンクのような何とも言えない色。絵を飾るのにこの色って冒険したな〜と思うけど、不思議と合うんですね。
3階建てで、見やすい展示。3階は宗教画中心の展示で、まとまりがあってすごく良かったです。
2階には有名なドガの「踊り子」が。思ってたより小さい絵でした。なんてこと無い絵のような気がするけど、斜め上から見た流れるような構図が、その当時すごく斬新だったんだろうと思いました。
一階には近現代の絵が。いきなりアメリカ〜☆って感じでびっくりします。
時間が無くなってきたので流し見。。。ミュージアムショップでお買い物して(ここのショップはカワイイグッズ満載でした)急いでプラド美術館へ。

私は前回訪れていますので、友人と別れて見たい絵のみを廻ることに。
まずはボッス(写真=快楽の園)。プラド美術館は大小いくつも部屋があり巨大迷路のようで、前回ボッスの部屋にたどり着けなかったのです。
迷いながらも無事たどりつけました〜。
ボッス。。。強烈!すごい絵です。しばらく釘付けになってしまいました。
その後はゴヤ、グレコ、ベラスケスなど。
とにかく広い。人も多い。朝から歩きっぱなしなので体力の限界…。
寝台列車は22時頃出発なので、マドリッド最後の食事をバルでとりました。
が、ここの店が混んでいたせいか、出てくるのが遅い。そろそろチャマルティン駅に向かわないとまずいね。。。と不安になりながらも、名物料理の「タコのガリシア風」は何としても食べたかったので、あと5分待ってもでなかったら行こう、と話しているうちに出てきました。遅いっつーの!などと文句を言いながら急いで食べ、清算して走ってメトロへ。
チャマルティンまでは乗り換え無しの一本だったのでとりあえず一安心、「なんとか間に合いそうだね〜」なんて話していたらチャマルティン駅の一つ手前の駅で停車、みんな降り車内の電気が消えました。。。
悲劇です!車庫に入ってしまう電車だったようで、次がくるのは5分後。。。間に合わない〜!!!
で、その駅にはチャマルティンに行く別の路線があったので一か八かそっちのホームまで走ることに。幸いそちらのホームには若干早く電車がきました。チャマルティンに到着してまたダーッシュ。といっても私は本当に自慢でなく走れませんので、友人がコインロッカーに向かって先に行ってくれました。
このロッカーがNo.式なので、それがうまく作動するかも不安だったのですが、そこはスムーズに開きました。
荷物を持ってホームへ。右手に長ーい電車が停まっていたので、これかなと思い自分達の乗る車両を探したけれど、見つからない。
おかしいと思いホームにいた車掌さんにチケットを見せると、隣の電車だよ、と。
ギャー危ない〜!!すんでのところで乗り間違えるところでした。
また走って今度は自分達の乗る車両を見つけ無事乗車。。。客室係の説明を放心状態で聞いているうちに電車は走り出しました。
あのときホームに車掌さんがいなかったら「とりあえず時間無いから乗っちゃえ」って隣の電車に乗っていたことでしょう。
恐ろしいです。個室に入ってからもしばらくボー然としていました。
こんなに焦ったことあるだろうか…。たぶん無い。
ある意味この旅のハイライト的出来事でした。
人生初の寝台列車はというと、快適そのもの!
体力の限界だったうえに、精神的に窮地に追い込まれたのち解放されたので、ふわわ〜とベットに吸い込まれてしまいました。
電車の揺れがまた気持ち良くって、熟睡!マドリッドの疲れが一気にとれたようでした。
寝台列車の旅は約12時間。目覚めたらポルトガルです。
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