金継ぎ
最近直した急須。これすっごく難しかった。。。
割れが多いのは特に問題ではないけれど、表面のギザギザの筋と漆を吸い込む肌質が、もー大変でした。
ガラス質の釉薬がかかっているものは、漆がはみ出しても乾燥後カリカリ削り取ることが出来ますが、漆がスッと染み込むような焼き締めの器などは1度染みたら取れないのでミスできないのです。
特に金は粒子が細かいので神経を使いますね。
そういえば金の高騰も頭の痛い問題です。
漆で使う金粉は、金の価格の約2倍なのです(加工費が高い)。
蒔絵メインでやっている方はそうとう大変だと思います。漆の作品から金色が無くなる日も近い?!
金でお直しすると「器自体の値段より高くなる」ってこともあり得ますが、また別の価値が加わったと思っていただければ幸いです。
もうちょっとリーズナブルに直したい場合は銀、錫、色漆などで仕上げる方法もあります。
事前のお見積もりもしますのでお気軽にご連絡ください。
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