中欧旅行記(6) クラクフ→ザコパネ→レヴォチャ
ホテルで最後の朝食をもりもり食べ、チェックアウト。いいホテルだった。
名残惜しい気持ちだったけど、絶対また来る!と心に誓いクラクフをあとにしました。
バスで向かったのはポーランド人の避暑地、ザコパネです。
ルンルン気分で向かったのですが・・・
ここでこの旅最大のピンチが。
朝ジュースやらコーヒーやらがぶがぶ飲んだせいでトイレに行きたくなってしまったんですね(小)。乗って1時間ほどで。
ザコパネまでは2時間なので、我慢できるな!と思っていたんですが、まさかの大渋滞。
山間部なのでだんだん寒くなってさらに厳しい状況に。
あーどうしよう、降りた方がいいか…。でもこんな山道の途中で…。と頭の中ぐるぐる考え、だんだん手が震えだし、もー我慢の限界!!!と運転手に駆け寄り「降ります!」と。
そしたら運転手「だめだ!スーツケースが下に入ってるから!もうザコパネに入ってるから我慢しろ!」的なことをポーランド語で言ってきましたが、私の鬼気迫る「降ろしてー!!(日本語)」に、ドアを開け、下のトランクを開けてくれました。荷物を旦那さんにまかせ、向いのガソリンスタンドに一直線。なんとか事なきを得ました。
あ~よかった!と思いましたが、ここからはスーツケースを引いて歩かなければならないのです。
ガタガタの歩道を、しかも山道。
旦那さんは「全然いいよ~、こんなの旅じゃよくあることだ」と優しいお言葉。
立場が逆だったらブーブー言ってたろうなぁ…と心の中で反省しました。
ザコパネ中心部まで2キロくらいだったでしょうか。ようやく到着。
雰囲気が軽井沢に似ています。家族連れで大賑わい。
下の写真はザコパネ様式と言われる木造教会です。中もすべて白木で良い香りがしました。
ザコパネはスモークチーズや羊毛製品、木工製品など特産品が色々あり、しかもかなり安いのでお買いものも楽しめました!
でも、寒かった。フリースなどを着てる人もけっこういるくらい。トイレを我慢しすぎたせいで、なんだか体調もすぐれず・・・。3時15分のバスでスロバキアに向かう予定でしたが、渋滞のためバスが来たのは4時。乗った途端、行きのトイレ事件が頭をよぎり不安になりましたが、寝るべし!と思ってとにかく寝ました。
私が寝ている間、車窓にはアルプスのような風景が広がっていて、旦那さんはとても感動していました。
このアルプスのような山はタトリ山脈と言ってポーランドとスロバキアの国境になっています。
山を下って、ポプラド駅で降り、そこからレヴォチャという街へまたバスで移動。
乗ろうと思ったバスが運休で少し乗り継ぎが悪かったものの無事レヴォチャバスターミナルに到着しました。
このルートは鉄道が通っていないので、移動手段はバスかタクシーしかなく、バス情報も少なかったので不安ではありましたが、特に問題もなく辿り着けてよかったです。
レヴォチャも旧市街が世界遺産に登録されている街です。バスターミナルから旧市街までは1キロ。傾斜がきつい…。明るいけれど夜8時くらいです。
なんだか寂しい雰囲気。建物も廃虚っぽいところが多く、人が住んでいるのかいないのか。
世界遺産の街だというのに、観光客らしき人が見当たらない。というか人が歩いていない。
教会も閉まっていて周りにもだーれもいませんでした。さみしい・・・
ホテルはこの街で一番よさそうなところを予約していました。広くて素敵!これでも二人で朝食付き5千円ちょっと。
ホテル内にレストランとバーがあるので、そこで夕飯をたべようと階下に降りたところ、フロントスタッフとレストランのスタッフがおしゃべりに花を咲かせて大笑いしていました。
ちらっとのぞいてみましたが、お客はいない模様。
なんだかな~と思い街をぐっるっと歩いてみましたが、ほぼ地元の人間で満杯なバーが1、2軒あったくらいで、ちょうどよさそうなレストランは見当たらず。結局別のホテルのレストランで食べました。そこもおしゃべりに夢中で私たちが入ってきたことに気づかないので、厨房のほうまで行ってハロー!とでっかい声で呼ぶ始末。
世界遺産の街なのにやる気のなさが街全体に漂っています。
ライトアップとかもしていないので、食事の後は早々にホテルに戻り休むことにしました。
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