中欧旅行記(10) ブダペスト→ウィーン
午前中ブダペスト観光をしてからウィーンまで行こうかとも思いましたが、気持ちがウィーンに向かっていたので朝早めの列車に乗ることにしました。
チケットは2等自由席。ここかな~?と車両を見ていると、ポーターの男性が近づいてきて「そうだ、ここだ!」と荷物をなかば強引に運んでくれました。
チップを要求されたのですが、ほとんどフォリントを使い切っていたので、€でもいい?と聞くと「OK,OK!」 2€渡すと「コインは両替できない」と男性。
しょうがないのであるだけのフォリントをかき集めて渡すと「NO,NO,NO~!」。結局€のお札をよこせということらしい。10mも運んでないのに、なんてずうずうしい・・・。頭にきて「ないっ!」というと肩をすくめて去っていきました。
ちょっと嫌な気分でいると、ななめ前の4人掛けボックスシートにアメリカギャル2人が座りました。
その二人が、まーうるさい。普通に話している感じなんだけど、普通の声がデカいし、笑い方が下品としかいいようがない。
気になって席を替わろうかと思っていると、出発時間時になり席がいっぱいに。
しょうがないのでそのままの席で我慢していましたが、相変わらず周りにお構いなしの声でしゃべり、自分の部屋のようなくつろぎっぷり。特に酷い方を「ブタゴリラ」と命名しました(キテレツ大百科より)
途中の駅に停車するたび人が乗ってきて、空席がなくなってきましたが、荷物をどける様子もなくおしゃべりに夢中、席を探している人もそこは避けていく感じでした。あきれて見ていると、体の大きな老夫婦が、ギャルズに声を掛けました。しぶしぶ席をあける二人。ギャルズも太っているのでボックスシートは狭そうです。途端に静かになりました。
夫と二人で「よっしゃー!でかした老夫婦!」と大喜び。老夫婦と握手したい気分でした。
そんなことがあったものの、列車自体は新幹線のように綺麗で快適でした。
3時間でウィーンに到着。ウェストバーンホフ(西駅)に着きました。写真は隣接している駅ビルです。すごい形!
ホテルは西駅から歩いて3分ほど。今回のホテルはすべてbooking.comで予約しました。移動を考えて利用駅から徒歩5分以内の場所を選びましたが、どこも良かったと思います。
ホテルに荷物を置いて早速街に出かけました。写真は美術史美術館です。
今年はクリムト生誕150周年ということで、ウィーン各地で特別展などが開催されています。
私がもっとも楽しみにしていたのがこの美術史美術館の壁画です。天井近くの壁に描かれているので普段は遠目にしか見えませんが、現在特設の足場が設けられていて間近で鑑賞することができるのです。
生のクリムト作品を見るのはこの時が初めて。本当に美しくて感動しました。
この美術館には他にも教科書に出てくるような絵がわんさかあります。
いきなり現れて驚いたのがアルチンボルドのこの絵。ここにあったのか~!
そしてブリューゲルのコレクションがすごいんです!代表作の「バベルの塔」や「雪中の狩人」、「農民の婚礼」などが一つの部屋に展示されています。
美術の授業で習った絵画が自分の目の前にある!その状況に大興奮です。
絵のサイズ、筆のタッチ、微妙な色合い、実物は印刷物と全く違いますね。
うちの旦那さんは今までブリューゲル作品に興味が無かったそうで、余計に衝撃を受けたようです。
美術史美術館の向かい側にあるMQ(ミュージアム・クオーター)の端っこに、おしゃれな砂場がありました。細い竹を組んでいます。いいアイデアですね~。真似したい。
そして、マリアフィルファー通りで見つけたこの柱!
工事中の仮のアーケード?手芸屋さんの前がこんなにカワイイ編み物で覆われていました。
素敵すぎる~!!これは本当に真似したい!家の中でやれそうなところを探してみよ~。
この写真を撮る直前、通りで焼きそば屋さんをみつけ、匂いに誘われて一つ注文しました。
その焼きそばが予想以上においしかった!日本のソース味ではなくオイスターソースっぽい味だったけど、しょっぱいのが食べたくなっていたので、夢中になって食べました。
そして、取り合いになってプチ喧嘩・・・。あまりにもくだらないことで喧嘩してしまったと、この手芸屋さんあたりで反省して仲直りしました。そして次から必ず2つ注文しよう、と決めました。
ウィーン一日目。
やっぱりウィーンは都だ!街も人も洗練されている!という意見で一致しました。
2 Comments:
以前、バリで換金詐欺にあって警察に行ったら
警官が5、6人出てきて、パトカー2台分乗して現地に行きました。
全体的にゆるいバリにしては物々しいな~と思ったら
事の後、当然の事としてチップを要求されました。思った以上にゆるかった・・・
警官もグルだったり、偽警官だったり、油断禁物ですね!
困ったときは日本語で怒鳴る、わめく、が効果的なようです。
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