中欧旅行記(13) ウィーン
あっという間にウィーン最終日。 連日良いお天気に恵まれました。
午前中はレオポルト美術館へ。MQ(ミュージアム・クウォーター)内にある3つの美術館のうちの一つです。レオポルト美術館最上階からみた広場。
この美術館はエゴン・シーレのコレクションで有名です。 代表作の「ほおづきの実のある自画像」もここにあります。シーレと言えば人物画の印象ですが、街を描いたシリーズも素敵でした。
こんな絵がリビングにあったらいいなぁ・・・
美術館自体も一見の価値あり。かっこいいです。ところどころに大きな窓があり、ウィーンの街が絵画のように見えます。
この自画像、シーレが20歳くらいで描いた作品らしいです。圧倒されました・・・。
シーレは28歳で亡くなっているんですね。どうして天才は早逝してしまうのでしょう。
この美術館で素敵な親子(お父さんと4歳6歳くらいの姉妹)に遭遇しました。
気になった絵があれば、近くで見て離れて見て、お父さんに質問してお父さんもそれに答える、みたいなことをやっているのです。幼稚園児くらいの子が!飽きて騒いだりとか全くしません。
すっかり感動してしまいました。
こんなことが可能なんですね!小さい子供がいると美術館も行けないと思っていましたが、そんなことないんですね~。親の教育次第ですね。
ウィーンではお父さんと子供だけでお出掛けしている姿をよく見かけました。お父さん一人でベビーカーを押し、お買いものをしている姿も。
夏休み中はお母さんを休ませてあげようってことなのか、お父さんとたくさんコミュニケーションをとるってことなのか、一年中それが当たり前なのか、よくわかりませんが、日本ではあまり見ない光景だと思いました。
しかも、公共の場で騒いだりする子が全くと言っていいほどいない。スーパーとかレストランとか、どこでもおとなしくしています。しつけがしっかりできているんだと思います。
スーパーで走り回って騒いで、あれ買って~!と泣き叫ぶ子供を見るたび「私には無理。」と思っていましたが、一筋の光明がみえた気分です(おおげさ?)。
その後ナッシュマルクト(市場)へ。色鮮やかなお総菜や野菜果物がならんでいます。
お昼はマルクト内のベトナム料理屋さんで食べました。胃袋がアジア系の食べ物を欲してやみません。
野菜も果物も袋に入れて売らないほうが、おいしそうに見えるし、ゴミも減るし、必要な分だけ買えるので無駄がなくていいですよね。
お昼ご飯の後は、昨晩トラムで通って気になっていた通りまで行ってみました(マリアフィルファー通りと並行しているフォルクスシアター側の通り)。新しい感じのおしゃれショップやバーが点々としていて、地元っ子に人気がありそうな感じでした。
その中の子供服専門店でいいもの見つけてしまいました。ピンクのフリンジがついた白いTシャツです♪子供用とはいえ、体に当ててみると着れそうな感じ・・・
「May I try this on?」と聞いてみると、店員さんはちょっと驚きながらも「Sure!」、着てみるとぴったり。
しかもセールで50%オフ、42€が21€になるので即決しました。
なんで驚いたんだろう…と思ってタグをよく見ると「7-8歳」の表記がありました。
子供が着るとチュニックになるみたいです。確かに腕と首がキツめ。でもいいんです!カワイイから。
その後旦那さんが気になっていたフンデルト・ワッサーハウス近くのセカンドハンドショップへ。
私はフリンジTシャツで満足していたので、お付き合いのつもりで行きましたが、入ってビックリ!
アルプスの少女ハイジみたいな民族衣装の品ぞろえがすごいんです。レースのブラウス、フェルトのジャケット、刺繍の入ったベスト、ストライプと小花模様のロングスカート・・・カワイイモノだらけ。一気にお買いものモードになり、スカート2枚買いました。
そして夕方6時ころホテルに戻って荷物を受け取り、西駅へ。
寝台列車でドイツのケルンまで行きます。寝台列車の後ろには車が積まれていました。
そういえば、日本と比べてトラックが少ないような気がしたのですが、貨物列車が多いからなのかしら??気のせいかな?
7時45分ころ出発なので、夕飯はあの焼きそばを列車で食べたい!と数日前から考えていました。エビ入りガーリックソースの焼きそば。メチャメチャ美味い!列車で食べるとおいしさ倍増ですね(もちろん2つ買いました)。
かなり狭い個室ですが、タオル、ワイン、水、お菓子が付いていました。
サービス良いです。狭さも慣れると妙に落ち着きます。
オーストリアとドイツの国境付近まで来たとき、室内灯を消すと、星がたくさん出ていることに気づきました。暗い森の中を通っていて、ときどき湖のような水面が現れます。そこにポツポツある家の小さな明かりが映り込んで、とても綺麗です。
真っ暗なせいか空と地面の境界が曖昧で銀河鉄道に乗っているような気分でした。ロマンティック!
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